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マンション購入決定編

2018年08月09日
お金の話 0
実家の近くに住みたい。この野望は実家の親との折り合いが良ければ良いほど、皆がそう思うのではないだろうか。
そのため、私も実家近くの住宅購入を考えていたのだが、市内でも電車が複数路線通ってて利便性が高い区な上に、地元ではお屋敷町として知られる地域(中古4億円の家とかが売りに出されたり、信じられない大きさの豪邸が幾つも建っている)に建つマンションなため、都内でも無いくせいに、やたら物件価格が高い。(隣駅や近隣駅なら1000万円ダウンくらいで同じ広さの物件が買える)
ちなみに今借りている実家近くの賃貸も安くない。家を購入したい原因の1つがここにある。
以前、家を購入するタイミングで悩んでいた際に、お助けサイトで質問したら「埼玉の○○市くらいの家賃なら、一生賃貸の方が全然お得なので、わざわざ購入しない方が良いですよ~」と言われた。
それ、本当か????
今の家賃、比較的築浅のオートロックマンションとは言え、1LDKで11万円(ダイニングは狭いからテーブルは置けない)。更新費用に保証料とか火災保険とか含めて2年毎に25万円くらい取られる。2年で289万円くらいかかる計算。単純計算で30年で4335万円になる上に、資産としては0円。普通に30年も住むことは考えられないし、子供が生まれたら2LDKくらいの物件に引っ越す訳で、そしたら引っ越し費用もかかるし、この地域の2LDKって家賃13万くらいは最低でも取られる……しかも、その金額だとオートロックのマンションとかは無理だ。回答者は埼玉県の家賃なめてるな…。
賃貸で家賃を払い続けるとそれなりに1年でお金がかかる上に、うちの会社は家族向けの寮はなしい、家賃補助は雀の涙程度しか出ない。実際、そんなこんなで、同じ会社の人も若くして持家の人が多い。そうなると住宅ローンを組んで購入しても大して変わらないし、固定資産税はかかるけど資産として残るから悪くないのかなと思った。私も夫も30代で若くないし、35年ローンで組んだら定年ギリギリだ。
実家の裏側の日当たり微妙な超狭小住宅が約8000万円の建売で販売されていたので、一軒家は無論、諦めている。
一番ベストなのは実家と同じマンションだ。実家マンションは豪華仕様なので新築では手は出せないが、何せ私は新築にはこだわっていない。中古でも全然OK。
私「お母さん、ウチ(実家)のマンションってもう築10年くらいじゃん。中古で低階層なら、私でも買えないかな?」
母「4階がこの間、5000万円くらいで売られてたよ」
はい??築10年の中古マンションの4階で5000万円??
かなり頑張って予算4200万円くらいのつもりなんだけど(^q^)
母いわく、路線数の増加に伴って10年間で地価が上がったせいで、中古でも新築価格と同等で売れるそうだ。何そのチート。しかも、商業地域と住宅地域の境目に建ってるので、実家の以南には高層階のマンションはもう建てられないらしく基本的に日当たりと眺望がずっと確保されている。父親が「この物件が絶対良い!」と言って数々内覧した物件で唯一このマンションだけ褒めたのがきっかけで購入したらしいが、父親の見る目ありすぎだろ。実際に同じマンションの人で中古で売って、郊外にまぁまぁ良い一軒家を建てた人もいるそうだ。
実家よりも明らかに日当たり悪そうな上に、近くにマンション建ちそうな立地の新築(東向き・西向き)マンションで、2階の一番狭い間取りで5200万円から販売されていた。それでも買えねぇよ(^q^)
住宅販売会社に登録して、「○○マンション起点に徒歩5分以内で、3500~4200万円くらいまでの中古マンション探してます」と担当者さんに話したら「その地域で、その価格で探してるんですかww」って鼻で笑われた。くそう。
それでも一生懸命探してたら、住宅情報サイトに1件気になる物件が出た。
実家の斜め後ろのマンション(徒歩1分)、しかも築4年3LDK、南向き10階建ての8階、お値段が4490万円。
目の前に1軒だけ細長い賃貸マンションが建っている点と予算はややオーバーだけど、築15年の東向きで5000万円近くの物件をざらに見てたせいで、かなりお買い得そうに見えた。販売業者さんが実家マンションを管理している系列の不動産会社さんで安心できそう。
夫に話して「近くだし、内覧行ってみるか~」という話になった。
ネットで内覧申込みしたら、翌日に販売会社の担当さんから電話があった。
「○月▲日で内覧申込み頂いたのですが、こちらの予想以上に反響があった物件で、既に10件ほど申込み頂いてて、もし購入を検討されているならお日にちを内覧公開初日に変えた方が宜しいかと思うのですが…」
まじかよ。確かに最近出た物件の中では一番現実的な価格だったし、条件も良かったもんなぁ。
「ちなみに、○○マンション起点に徒歩5分以内の条件で物件をお探しと書かれてたのですが、当方の扱っている○○マンションとはどのようなご関係か、差支えなければ教えていただけますか?」
「ああ、実家が○○マンションで…近くで探してるもので」
この私の一言で担当者さんが私の本気度を感じたのか、こんな話を始めた。
「○○マンションがご実家でしたか。ありがとうございます。もし宜しければ、内覧初日の一番最初に見に来られませんか?購入意思を決めて頂ければ、その日の次の回以降に購入検討された方が出ても、私の方から必ずるく太様がご購入いただけるようにいたします」
なんと!!!?そんな好条件で!!?
そんなこんなで初日の内覧初回に申込みをお願いした。ついでに単身赴任中の父親もたまたま居たので、一緒に来てもらう約束をしたところ、何を質問しようか考えてたら父親からA4用紙で2枚分の質問事項が届いた。お父さん、最高。
さて、この物件の価格がやや低価格だった理由は以下の通りである。
・猫を2匹飼ってたため、動物アレルギーの人は不可
・子供が生れて手狭になるため、郊外に新居を建築中。新居に引っ越すまでは住むため、即入居できない。
・即入居はできないが、ハウスメーカーさんに支払があるため期日までに必ず売りたい。
3番目の期日までに必ず売りたい点が価格に一番影響していたようだ。実際に同じ階の隣が半年前に4800万円で売りに出てたので、同じ間取りにも関わらず300万円ダウン。
マンション内部の仕様はシンプルだけど1つ1つは綺麗で新しい。目の前の細長い賃貸マンションは眺望の邪魔ではあるけれど、右側は大きく開けているので、日当たりは十分確保されている。目の前がそこそこ広い通りを挟んでいて斜め前に公立保育園があるので、仮に目の前に新しくマンションが建っても道路の道幅分と、保育園のスペース分の日当たりは必ず確保できると感じた。
ちなみに夫は眺望と日当たりは全く興味なかったらしい。(一軒家だったら最初から望めない場合も多いし、今まで住んでたところもカーテンをほとんど開けない生活だったから興味ないとのこと)
間取りが今の賃貸を広くしたバージョンだったので、買った家具・家電は全て入りそうだ。強いて言えばキッチンディスポーザーが無いなぁとは思ったけれど、実家は設置されてても使用されてなかったし、とりあえず食洗機が付いていれば良いかなと思った。
あとはお子さんが書いたボールペンの落書きが1か所あり、猫がぶら下がってドアノブが1か所外れかかっているとのこと。ドアノブは自分で取り換えできるし、ボールペンも頑張れば消せるくらいの範囲だと確信。
これ…初回内覧だけど、かなり良い物件では。。。
チラリと見ると、父親も同じことを考えていたようだ。同条件で同じ価格ではなず出ないだろう。予算オーバーした分は独身時代に私が積み立てた貯蓄から出せば買えるはず。築浅でリフォーム無しで現状引渡しの中古物件なので、ダメ元で販売業者さんに値切ってみる。
「本来なら中古だと、100万くらい値切れることもあるんですけど…次のお客さんが待ってるのも売主さんもご存じで、強気に出ると購入できなくなってしまう可能性もあるので、ドアノブの修理費と壁紙の落書きの件で40万円引いて、4450万円で交渉してみます?」
販売業者さん、ナイス!!40万円あれば、入居前にハウスクリーニングもお願いできそうだし、ドアノブの修理費と壁紙の落書きの件だけでそれだけ引いてくれたらラッキーだ。すると、売り主さんから意外な提案が。
「寝室とリビングのエアコンとTVボードを引き取ってくれるなら、その値段でOKです」
新居でエアコン買うから処分するのも面倒なので引き取ってほしいらしいけど、我々からしたら
え?エアコンくれるの??ラッキー(^o^)/
って感じでした。賃貸は備え付けのエアコンだったし。どうせ買わなくちゃいけなかった。しかも内覧の時に見た際に「家具高そうなの置いてるなぁ。エアコンも霧ヶ峰じゃん」って思った記憶あったので、4年落ちの霧ヶ峰なら大歓迎です。
TVボードは、売り主さんが55インチのTV置いていたので、我が家の37インチのTVには大きすぎるけど、引っ越しを機に50インチのTVをせっかくだからリビングに買って、寝室に今のを置くことにした。TVボードも後から調べたら5万円くらいのお洒落なもので、売り主さんは子供のシールが貼られてたのを気にしてたけど、入居後にシール剥しスプレーで綺麗に剥がれた。
その後も、その他に残置物として「これ要りませんか~?」と要らない物を売主さんが聞いてくれて、実際に幾つかそのまま残してもらったりしたので逆にこちらとしては助かった。
内覧して当日17時までに購入意思を伝える必要があって、購入意思を伝えた後は内覧をストップしてくれる約束になっていた。4450万円の高額な買い物を即日決定って結構勇気が要ったけど、他に同じ条件で同じような価格帯の物件が出るともなかなか考えられないし、「購入します!!!」と思い切って電話した。
後日談として、どうやら同日中に3組の内覧があって、そのうちの1組は購入希望を出したらしい。(そこは初回内覧だったので、担当者さんが約束を守って我々が購入できるように断ってくれたそうだ。その人たちは、同じ仲介会社で隣駅でマンション探しをしているそう)
中古マンションって実際には販売業者に登記手続き費用とか仲介手数料とか払うから、販売価格+300万円くらい必要だと言うことを後から知った我々であった。そこもラッキーなことに実家マンションの不動産会社と仲介業者が同じグループだったおかげで、親族からの紹介という形で仲介手数料については、割引してもらえた。
住宅ローン選びも最初は仲介業者さんが斡旋してくれ地元大手R銀行に行ってみることになった。「変動金利」「固定金利」のどちらが良いか分からないし、実際に銀行さんで相談してみようと言う話になり、予約してたR銀行に行くと、何やら担当者がまぁまぁ高齢の男性で、こちらの質問にも「ちょっと聞いてみます」と言ってすぐに消えてしまい、返済額の計算も電卓片手に手書きで提示(しかも間違ってた)という状態。
これは…………超不安。
不動産会社からの紹介なので、金利優遇もあったけど、「これ、全額、変動金利じゃないと結構高いね」という話になった。フラット35も考えたけど、この低金利の時代に変動金利使わないのも勿体ないし、せっかくペアローンで組むなら、片方が変動で片方が固定にすれば、金利が大きく変動しても無理なく最後まで支払できそうだねという話になった。(共働きなので所有権も半々です)
ネット銀行とかも色々回って、最終的に近所の信託銀行さんが一番ローン金利が安かったという。しかも担当の方も丁寧で色々なプランの場合の見積もりをたくさん提示してくれて、非常に満足いく結果となった。おまけに仲介担当の方と銀行のローン担当の方が顔見知りだったので、意思疎通のスムーズだった。
マンション購入決定編は以上かな。
購入から引越し後までの後日談があれば続編も書く。

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るく太
この記事を書いた人: るく太

アメフトと競馬をこよなく愛す、共働きへっぽこSE。

読書や投資信託、最新テクノロジーからサブカルに至るまで興味のあることには何でもガツガツです。

ラクして楽しい生活づくりのライフハックを日々考えて暮らしています。

南の島出身の夫とサビ猫が家族。

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