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「天気の子」を観てきました

2019年08月28日
日記 0
『天気の子』観てきました~!!

映画『天気の子』公式サイト

全世界待望ー前作『君の名は。』から3年、新海誠監督、待望の最新作!『天気の子』7月19日公開 これは、僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語



ネタバレをなるべく含まないように感想を書きたいと思います。


観終わった瞬間の感想は「何だかとっても尾崎豊だった」というものでした。


私は尾崎豊が結構好きなんですけど、人生で初めて母親が持っていた懐かしの名曲CDで尾崎豊を聞いて感動した、あの感覚が見終わった後にありました。

一瞬を生きてる感覚とか、大人では絶対に分からない、あの世代にしか共有できない瞬間的な煌めきのようなものを感じた次第です。

逆に尾崎豊に特に何も感じないタイプ代表の夫は「面白くない訳でないけど、ちょっと良さが分からない」といった感想でした。

青春共感力と言いますか、あの10代特有の情熱に共感性が無いと「は?何、他人に迷惑かけてんの?」っていう感想になってしまう訳です。

大人になると色んな事が見えてきてしまうので、経験からくる想像力から未来が予想できてしまう分、主人公たちのような決断はできないと思います。

大人になると一瞬よりも長い未来を選ぶし、彼らが一瞬を選ぶことができたのは若さ故だなと。

あの「今を生きている感」が尾崎豊と既視感を覚えるんですよね。

例えば名曲「I Love You」なんですけど、


『何もかも許された恋じゃないから』

『若すぎる二人の愛には触れられぬ秘密がある』

『今だけは悲しい歌聞きたくないよ』


何もかも許されてないけど、今この瞬間だけは悲しい歌から耳をふさぐんですよ。

歌詞の中身を分析するつもりは無いんですけど、この後二人にはなんとなく悲しい結末が訪れるのが分かります。

でも、この一瞬だけはそういったことから目を背けて全力で生きている感じ……というのが『天気の子』にはあるなと。

私は『君の名は』は面白いなと思ったし、夫と2回も観に行ったのですが、実は『天気の子』は全く異なった面白さで『君の名は』を上回ったのではないかと。

評価が分かれるのはこの尾崎豊現象が問題でして、『15の夜』を聴いて「不良少年が迷惑かけている…」という感想を抱くタイプの人からは、全く共感を得られない映画だと思います。

この辺が評価を二分させていると個人的には思っています。

多感な時期の少年少女だからこそ、あのストーリーになったとも言えます。

逆に帆高と陽菜があの年齢でなければ、あの結末は得られないだろうと思っています。


そういう意味では青春の甘い高潔が漂う映画で、私のような汚れちまった大人では辿り着けない何かを感じとれた内容でした。



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るく太
この記事を書いた人: るく太

アメフトと競馬をこよなく愛す、共働きへっぽこSE。

読書や投資信託、最新テクノロジーからサブカルに至るまで興味のあることには何でもガツガツです。

ラクして楽しい生活づくりのライフハックを日々考えて暮らしています。

南の島出身の夫とサビ猫が家族。

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