「3分でお弁当」事件について
ZOZO田端信太郎3分弁当中身は?キャラ弁主婦家事1時間で炎上
こんにちは。ヤフーの買収や前澤友作さんの辞任でさいきんなにかと話題のZOZO。株式会社ZOZOの執行役員 コミュニケーションデザイン室長であり、オンラインサロン「田端大学」の塾長田端信太郎さんの発言が炎上して話題になっています。取り上げたら
「3分でお弁当」事件について、日ごろからライフハックのことを話しているので聞かれたのですが、個人的にはあれって「想像力の欠如」と「多様化する価値の許容」が出来てないのが問題だと思うんです
つまりは、「3分でお弁当作ったら偉い」でも「3分でお弁当を作ったら手抜き」でもないし、「8時間もかけて家事をしたら偉い」でも「8時間もかけて家事をしたら怠け者」でもないんです。
結論から言えば、「自分に合った方法で出来ていればどんな方法や時間でも構わない」ということではないでしょうか。
今回のTwitterの炎上ポイントは「3分でお弁当、1時間で家事」を最善だと考え、「8時間の家事」について嘲笑したことです。
実際に「3分でできるか」検証しているサイトが多いんですが、可能か不可能かはこの際あまり問題ではないと思います。
以前時間をかけた料理が愛情なのかという話がありましたが、「時間をかけて料理を作ってあげたい」という気持ちは尊重されるべきですし、それも愛情です。ただ、それが全ての人にとって最善ではないというだけです。
↓以前の記事
先日Twitterでこんな内容を見つけました。「日本は「家庭料理」のスペックが高すぎる…本当にそう。ドイツに一年居た頃は炊事含めた家事が本当に楽で最高だった。愛情と家事が結び付けられていないから家事(料理)が不得手または嫌いな事に罪悪感を感じないしスーパーには簡単に炊事できる食べ物が沢山あって(しかも日本みたいに無駄に高くない)」(@nichinichibijou)https://twitter.com/nichinichibijou/status/11730426244935720...
自己にとって最善は、あくまで「あなたにとっての最善」であって、他人に強要すべきことではないのです。
私に言わせれば、「1時間で家事」は私の家事時間も平日はそんなものですし、「子供が居るのを考えればまぁ凄いのかな」くらいの認識です。
勿論、「見えない家事」の時間が含まれていないのではないかという話はごもっともです。恐らく、この話は毎日やる家事限定の話でしょう。シーツの交換とか衣替えとか非定例なものは含まれないと思います。
これらの見えない家事は春夏秋冬、定例的に家事に関わっていないとわからないものです。この1日だけを評価して効率が良いとか悪いとか決めつけるのはナンセンス。
評価テストだって繰り返しするのと同じで、週間・年間で行うすべての家事で評価しないと分からないこともあります。
そもそも、家事に良い悪いはないので評価もあくまで「自分にとっての家事の評価」にすぎません。
問題は、これをただ「こうやったら3分でお弁当作れます!1時間で家事できます!」って紹介するだけの話にしなかったところです。
この方法が全ての人の生活のバックグラウンドに当てはまる訳ではありませんし、幸福感や満足感の考え方は人それぞれです。
にも関わらず、自分とは異なる価値観や生活基盤を持つ人を嘲笑してしまった……という点は、想像力が欠如しているとしか思えません。
家事の効率化の方法論を他の人に紹介することは、同じバックグラウンドを持つ人を救うことになるので、是非やって欲しいと思います。
私がライフハックをブログに書く理由も、やり始めて生活が劇的に楽になったので、同じような理由で苦労している方にも知ってほしいと思うからです。
でも、その価値観が最善だと思って、その他の方法を馬鹿にしてはいけません。
例えば、私の1時間家事ですが、多くの家電に助けられて行っています。
ドラム式洗濯機、ルンバ、ブラーバ、ホットクック、ヘルシオ、食洗器……細かいものを言い出したらキリがないです。
勿論、これらの家電は全ての人が買える訳ではないです。もっと言うと、家電の購入に対して発言権がもし家庭にない主婦夫の方だとしたら、もしかしたら買う提案すらできないのかもしれません。
家事の質も、家事従事時間が長ければもっと高いものを求められるかもしれません。
家族構成や育児、介護、職業の内容……その家庭の持つカラーで自ずと生活は変わります。
全ての人にとってピッタリ当てはまる方法というのは家事という作業には無いのかなと思います。
もし、「自分は不幸だ」「自分は今の生活が不満だ」と思っているのであれば、それは改善の余地があるかもしれません。
自分を救うのは自分。自分を幸せにするのも自分。
自分自身が行動することで、もっと幸せな生活が送れる可能性もあります。
あのTwitterの内容が唯一教えてくれることがあるとするなら、もし今の自分の家事時間が長いと感じているならば、もしかしたら改善する余地があるかもしれないということだけです。
私は「不便」「不満」は便利の種だと思っています。
これらを改善できれば、一気に生活が「便利」に変わると思っているからです。
普段から「不便」「不満」を感じていることは、それだけストレスが大きいということでもあるので、改善されればストレス軽減にも大きな効果があります。
まず、家事とは「生きるための作業」であると考えるならば、それを毎日しているあなたは偉い!!
既婚未婚、子有り子無し関係なく、みんな偉いんです!!みんな頑張って生きている!!
誰にとっても完璧な方法はありません。
もし、今の生活に不満があるのであれば、少しだけ生活を変える勇気を持って自分自身でピッタリの方法を探してみてください。
そして、その方法が良ければ是非教えて下さい。

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