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ラグビー映画『インビクタス』を観ました

2019年10月10日
日記 0
ラグビーW杯日本大会が盛り上がっていますね。

先日、テレビでラグビー映画『インビクタス』を観ました。

インビクタス/負けざる者たち - 作品 - Yahoo!映画

インビクタス/負けざる者たち(2009)の映画情報。評価レビュー 2427件、映画館、動画予告編、ネタバレ感想、出演:モーガン・フリーマン 他。 ジョン・カーリン原作のノンフィクション小説を、『グラン・トリノ』のクリント・イーストウッド監督が映画化した感動のドラマ。反アパルトヘイト運動に尽力し、南アフリカ共和国大統領となったネルソン・マンデラと、同国のラグビー代表チームのキャプテンとの人種を越えた友情を描く。



アパルトヘイト政策がネルソン・マンデラ大統領によって終わった直後の南アフリカが舞台。

人種の軋轢の中でスポーツを通じて人と人が繋がっていく様子がとても感動的に描かれていました。

その中で、特に印象的だったのが、マンデラ大統領が拘留中に心の支えとしていた詩です。

作中で何度も出てきましたが、これには大変心打たれました。

調べてみると、ウィリアム・アーネスト・ヘンリーというイギリスの詩人の詩で題名が『インビクタス』だそうです。

『INVICTUS』はラテン語で「不撓不屈(ふとうふくつ)」という意味で、困難に屈しない、苦難に決して負けない…ということだとか。

ウィリアムは12歳の時、骨結核を患い左足を切断。結婚して子供を授かっても、わずか6歳で娘が死去。

そんな困難の中で生まれたのがこの詩だそうです。


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『インビクタス(Invictus) ウィリアム・アーネスト・ヘンリー』

私を覆う漆黒の夜

鉄格子にひそむ奈落の闇

私はあらゆる神に感謝する

我が魂が征服されぬことを

無惨な状況においてさえ

私はひるみも叫びもしなかった

運命に打ちのめされ

血を流しても

決して屈服はしない

激しい怒りと涙の彼方に

恐ろしい死が浮かび上がる

だが、長きにわたる脅しを受けてなお

私は何ひとつ恐れはしない

門がいかに狭かろうと

いかなる罰に苦しめられようと

私が我が運命の支配者

私が我が魂の指揮官なのだ

『INVICTUS William Ernest Henley』

Out of the night that covers me,

Black as the Pit from pole to pole,

I thank whatever gods may be

For my unconquerable soul.

In the fell clutch of circumstance

I have not winced nor cried aloud.

Under the bludgeonings of chance

My head is bloody, but unbowed.

Beyond this place of wrath and tears

Looms but the Horror of the shade,

And yet the menace of the years

Finds, and shall find, me unafraid.

It matters not how strait the gate,

How charged with punishments the scroll.

I am the master of my fate.

I am the captain of my soul.

引用:http://shutou.hatenablog.com/entry/2015/10/06/141103
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私は特に最後の2文に特に心打たれました。

「I am the master of my fate.」「I am the captain of my soul.」

私は我が運命の支配者であり、私は我が魂の指揮官である。


私はこの詩は「自分自身の人生を切り開くのは自分だ」と言っているように思えました。

ふと、全然関係ないのですが、テレビドラマの『逃げるが恥だが役に立つ』で、みくりの母の桜が「運命の人なんて居ない、運命の人にするの。」と言っていたことを思い出しました。

運命なんてものは最初は無くて、それを運命にするのは自分自身。



勿論、日本で言うところの「ご縁」というものを信じていない訳ではありません。

多くの偶然によって人生は大きく左右されると思います。

日本には「袖振り合うも多生の縁」なんてことわざもあるように、色んな縁の中で生きていると思います。

その中で自分がどう生きるか、どう選択して、どう考えて、どのように行動するか。

そういった部分で「運命の支配者は私なのだ」ということなのではないでしょうか。


私は色んな偶然で、今の会社に入り、今の夫と結婚することになりました。

まず、不景気でなければIT企業を受けようとは思わなかったし、今の会社に入らなければ夫とは知り合うことは無かったし、夫を食事に誘わなければ結婚することも無かったでしょう。

これらは本当に偶然の連続です。

でも、企業から内定をもらって承諾書を書いたのは私。今の部署に希望届を出したのも私。夫を食事に誘ったのも私。婚姻届にサインしたのも私…なのです。

こう考えると、多くの選択肢は私の手に委ねられていたのだと分かります。

そして、これからも大事な決断の多くを自分自身で決めることになるんだろうなと思います。

その結果に後悔することもあるかもしれませんが、その時はまた新たな決断を自分自身で決めていくことになるでしょう。

嘆く必要はないのです。何度でもそれを自分自身の運命にするチャンスは訪れます。


It isn't the fate. But i will make it my disteny.

それは宿命ではない。けれど、それを私の運命にする。



「fate」って「宿命(不可避な運命)」みたいな意味ですよね。「disteny」は逆にポジティブな意味での「運命」だと思います。

一見すると不幸なことも、自分自身が動き出せば好転させることもできる。

一番自分を救ってくれる近い存在は、やはり自分自身だと思います。



すごく『インビクタス』は良い映画だったので、ぜひぜひ観てみてください。




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るく太
この記事を書いた人: るく太

アメフトと競馬をこよなく愛す、共働きへっぽこSE。

読書や投資信託、最新テクノロジーからサブカルに至るまで興味のあることには何でもガツガツです。

ラクして楽しい生活づくりのライフハックを日々考えて暮らしています。

南の島出身の夫とサビ猫が家族。

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