ズボラ人間こそ投資信託でお金を貯める
お金の貯め方はひとそれぞれだと思いますが、我が家はずっと「投資信託」を軸に置いています。
最初は貯蓄型だったのですが、このご時世なんで利子なんて付く訳もなく…
また、普通口座での貯金は現金化しやすいという面でも、私のような意志薄弱人間には不向きだなと思いました。
そんな時に勝間和代さんの『お金は銀行に預けるな』を読んで、ドルコスト平均法の投資信託について知りました。
ネット証券口座を速攻で開き、投資信託で毎月6万円ほど積み立てるようになりました。
基本的に投資信託は株と違って大きく儲からないのですが、長く積み立てれば1桁パーセント前半くらいの利益を得られる可能性がかなり高い方法だと言われています。
「でも、投資金額より評価額がマイナスになることもあるんでしょ…」
この質問には確実に「はい」と答えざるを得ません。そこが原価割れしない貯金とは全く違うところです。
実際、私はコロナ禍当初は原価割れで投資した金額全体の20パーセントくらいがマイナスになりました。
毎日下がっていくので最後の方はもう見てなかったです(笑)
ただ、この下がったタイミングでも常に同じ金額の投資信託を続けていました。
心臓を強く持って続けることが積み立て投信は大事。
何なら下がっている間は見なくて良いかも。
ドルコスト平均法(毎月同じ額の積み立て投信)の良いところは、この相場が下がったタイミングでも買い続けることで、最終的に金融市場が正常化したタイミングで平均するとプラスになるというところだと思います。
実際問題、現在の私の投資信託はプラスです。
現時点で、銀行の利子がほとんど付かない時代に25%ほどのプラス利益が出ています。
昨今の国際情勢の影響で一番良い時と比べたら利益率は落ちましたが、それでもコロナ禍の一番悪かった時期以降で損益金額がマイナスになったことはありません。
全部投資信託にするとすぐに現金が必要な時に困るため、手元に現金は残しとく意味で一応、銀行口座にもお金は入っています。
例えば、一時的に金融市場が大暴落したタイミングで家電が壊れたときなんかはこの貯金から払います。
そして、金融市場が戻ったタイミングで金融商品から引き出した口座にお金を戻してあげています。
ただ、普通口座の貯金は蓄財の意味はほぼ無いので、貯蓄はほとんど投資信託で行っている感じです。
今はNISA口座などを利用すれば一部非課税でできるので、とても便利です。
(我が家も一部NISAの積み立て投信を利用しています)
この話をすると「株じゃダメなの?」とよく聞かれるのですが…
素人がやる株って…ほぼ博打です。
よっぽど企業の会計などに詳しくないと、上がるか下がるかなんて分からないし、プロが株価の金融市場を席巻している中で素人が株で儲けようと思うのは、博打の丁半くらいの賭けだと個人的に思っています。
一説によると素人が株価を予想するのは、チンパンジーが株価が上がるか下がるか読むのと大差ないらしいです。
と言っても、私は株も少し持っています。(おい)
ただ、これは正直儲けようとか思っていなくて…お金を寝かせておくくらいなら配当金と株主優待で楽しもうという感覚です。
なので株に関しては、カタログギフトや利回りの良い銘柄を買って楽しんでいます。
売らなければ倒産しない限り、利益は確定しないのでマイナスにもなりません。
それまで配当金や株主優待を楽しもう……というような感じで買っています。
実際、株は全体としては日経平均が悪い時でもプラス8万円くらいになってますが、1個1個の銘柄を見るとプラスだったりマイナスだったりします。
買い時も売り時もタイミングが難しいので、資産運用という意味では正直あんまり役に立たないかというのが個人の感覚です。
最近、厚切りジェイソンさんが出した『ジェイソン流お金の増やし方』が話題になっていましたが、これも私が読んだ金融商品の関連の本ではとても面白かったです。
初心者でも分かりやすく書かれているのでオススメの1冊。
私は海外株式関連の商品や海外リート(不動産)関連の商品などの複数の商品を組み合わせて積み立てています。
何の商品を買えば良いか分からないという場合は、バランス型などのちょうど良く組み合わせて作ってある商品もあるので、そういったところから初めても良いかもしれません。
積み立て投信は黙っていてもお金が引き落とされるので、思わずお金を使ってしまう…なんてこともなく、黙っていてもお金が貯まるので私のようなズボラ浪費体質人間には最適です。
まずは、1冊お好きな本を読まれてみると、「金融商品って少し怖い」というイメージが変わるかもしれません。