実家猫(むーちゃん)の闘病記2
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実家猫のむーちゃん(10歳・♀)は皮下リンパ腫という、猫にはかなりレアな病気と闘って...
順調に抗がん剤をこなしていましたが、効く抗がん剤と効かない抗がん剤があり…
肝臓に1センチ程度の腫瘍が2つほど転移してましたが、抗がん剤の効果で何とか転移や腫瘍の拡大はありませんでした。
ただ、どうしても抗がん剤の副作用で腎臓にダメージがあり、ホームドクターに通いながら腎臓ケアをしててやさき…
急な発熱がありました。
明らかに熱が高いので、母が急いでホームドクターのもとへ。
熱、下痢、食欲減退の様子が見られ、点滴の治療を始めました。
ホームドクターからは「腎臓がかなりダメージを負っているのでは?」との話があり、詳細はがんセンターでの検査結果を元に治療方針を決めることとなりました。
自力でご飯を食べないので、下記の10mlシリンジで腎臓ケアの栄養ミルク(ロイヤルカナン)をあげるのですが、最初はめちゃくちゃ嫌がりました。
嫌っているのを見るとだんだん人間も落ち込んできてしまい、
めちゃくちゃ「これって人間のエゴかな…」と心の葛藤はありましたが、3回目くらいの給餌で変化が。
猫が上手に飲めるようになってきて、更には人間の授乳スキル(?)もアップ!!
この動画がすごく分かりやすくて助かりました(´;ω;`)
4キロの猫で「190ml」が基準らしいのですが、流石に難しいので、150mlを目標に100ml~150mlをあげています。
最初のうちは80ml前後くらいからのスタートだったので、かなり飲めるようになってきました。
猫がご飯食べれない日もきちんと栄養が摂れるという意味で、腎臓ケアミルクはかなり心強い味方となりました。
がんセンターを受診したところ、
「腎臓の数値は悪くないし、むしろ回復しています」
「ただ貧血はかなり悪いです」
「肝臓のリンパ腫は1つ、リンパ節の腫瘍は完全に消失したので、前回の抗がん剤の効果は高いです」
とのことでした。
正直、血液数値やCTからも「どこが貧血のボトルネックか?」ということが判明せず、感染症の疑いがあるとのことで即日強制入院となりました。
その際に、
「点滴をすると血液が薄まる関係で貧血が進むこともあります。いざという時に輸血ドナーを探さなくてはなりません」
「しかしながら、供血してくれるドナーの猫ちゃんの登録数はかなり少なく、輸血の保存がきかないことから、欲しい日に輸血してくれる猫ちゃんを探すのは大変難しいです」
「一緒に飼っている猫ちゃん、または輸血に協力してくれる知り合いの方はいませんか?」
このような話を母は主治医の先生からされたそうです。
実家は多頭飼いしていないので、聞いた瞬間に「1頭で飼っているので、すぐには…」と答えたそうですが、すぐに私のところに連絡がありました。
そうです。我が家にはすずちゃん🐈がいます。
いざとなった際に協力してもらえないかと言われ、夫と相談して「リスクについて理解して納得出来たら協力しよう」ということになりました。
幸い、主治医の先生がお電話で丁寧に説明してくださり、
①献血の際に首元の毛を刈る
②恐らく元気のよい猫ちゃんの場合は鎮静剤を打つため、鎮静剤のリスクはありますが、比較的低リスクと言える
③体重は2キロ以上、9歳未満。ワクチン接種済みで健康であること
④一度献血すると6カ月は再献血はできない
というようなお話だと理解して、夫と「いざとなったら、協力しよう」と決めました。
主治医の先生にも「2歳で4.3キロの女の子……供血ドナーとしては素晴らしいと思います」と言われました。
幸いむーちゃん🐈はA型なので、あとはすずちゃんがA型なら…という感じです。
※猫の種類によっては90%~100%がA型らしいのですが、残念ながらすずちゃんは25%がB型の猫種です
強制入院中のむーちゃんが、毎度のことながら病院だとご飯を1口も食べないので、強制一時退院(ご飯を食べるため)となり、その際にすずちゃんの血液型検査をすることなりました。
もう本当に……血液型検査だけでも…超不安…みたいな風になっていたので、実際に献血することになったら頭が禿げそうです。。。
そんな飼い主の心配をよそに帰宅後にすぐにちゅーるを要求、おかわりする陽キャット猫すず。
てなことで、むーちゃんは一時退院中。
明日、病院に行った際にすずちゃんの血液型も教えてもらえるそうです。
とはいえ、余命半年を目指すと言われて、ちょうど発症から半年……むーちゃんは頑張っているなぁ。。。