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実家猫(むーちゃん)の闘病記2

2022年04月14日
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皮下リンパ腫で闘病中の実家猫むーちゃん。

↓前回記事はこちら

実家猫(むーちゃん)の闘病記

実家猫のむーちゃん(10歳・♀)は皮下リンパ腫という、猫にはかなりレアな病気と闘って...



順調に抗がん剤をこなしていましたが、効く抗がん剤と効かない抗がん剤があり…

肝臓に1センチ程度の腫瘍が2つほど転移してましたが、抗がん剤の効果で何とか転移や腫瘍の拡大はありませんでした。

ただ、どうしても抗がん剤の副作用で腎臓にダメージがあり、ホームドクターに通いながら腎臓ケアをしててやさき…


急な発熱がありました。


明らかに熱が高いので、母が急いでホームドクターのもとへ。

熱、下痢、食欲減退の様子が見られ、点滴の治療を始めました。

ホームドクターからは「腎臓がかなりダメージを負っているのでは?」との話があり、詳細はがんセンターでの検査結果を元に治療方針を決めることとなりました。


自力でご飯を食べないので、下記の10mlシリンジで腎臓ケアの栄養ミルク(ロイヤルカナン)をあげるのですが、最初はめちゃくちゃ嫌がりました。

  


嫌っているのを見るとだんだん人間も落ち込んできてしまい、

めちゃくちゃ「これって人間のエゴかな…」と心の葛藤はありましたが、3回目くらいの給餌で変化が。


猫が上手に飲めるようになってきて、更には人間の授乳スキル(?)もアップ!!


この動画がすごく分かりやすくて助かりました(´;ω;`)


4キロの猫で「190ml」が基準らしいのですが、流石に難しいので、150mlを目標に100ml~150mlをあげています。

最初のうちは80ml前後くらいからのスタートだったので、かなり飲めるようになってきました。

猫がご飯食べれない日もきちんと栄養が摂れるという意味で、腎臓ケアミルクはかなり心強い味方となりました。


がんセンターを受診したところ、


「腎臓の数値は悪くないし、むしろ回復しています」

「ただ貧血はかなり悪いです」

「肝臓のリンパ腫は1つ、リンパ節の腫瘍は完全に消失したので、前回の抗がん剤の効果は高いです」


とのことでした。

正直、血液数値やCTからも「どこが貧血のボトルネックか?」ということが判明せず、感染症の疑いがあるとのことで即日強制入院となりました。

その際に、


「点滴をすると血液が薄まる関係で貧血が進むこともあります。いざという時に輸血ドナーを探さなくてはなりません」

「しかしながら、供血してくれるドナーの猫ちゃんの登録数はかなり少なく、輸血の保存がきかないことから、欲しい日に輸血してくれる猫ちゃんを探すのは大変難しいです」

「一緒に飼っている猫ちゃん、または輸血に協力してくれる知り合いの方はいませんか?」


このような話を母は主治医の先生からされたそうです。

実家は多頭飼いしていないので、聞いた瞬間に「1頭で飼っているので、すぐには…」と答えたそうですが、すぐに私のところに連絡がありました。


そうです。我が家にはすずちゃん🐈がいます。

いざとなった際に協力してもらえないかと言われ、夫と相談して「リスクについて理解して納得出来たら協力しよう」ということになりました。

幸い、主治医の先生がお電話で丁寧に説明してくださり、


①献血の際に首元の毛を刈る

②恐らく元気のよい猫ちゃんの場合は鎮静剤を打つため、鎮静剤のリスクはありますが、比較的低リスクと言える

③体重は2キロ以上、9歳未満。ワクチン接種済みで健康であること

④一度献血すると6カ月は再献血はできない


というようなお話だと理解して、夫と「いざとなったら、協力しよう」と決めました。

主治医の先生にも「2歳で4.3キロの女の子……供血ドナーとしては素晴らしいと思います」と言われました。

幸いむーちゃん🐈はA型なので、あとはすずちゃんがA型なら…という感じです。

※猫の種類によっては90%~100%がA型らしいのですが、残念ながらすずちゃんは25%がB型の猫種です


強制入院中のむーちゃんが、毎度のことながら病院だとご飯を1口も食べないので、強制一時退院(ご飯を食べるため)となり、その際にすずちゃんの血液型検査をすることなりました。

もう本当に……血液型検査だけでも…超不安…みたいな風になっていたので、実際に献血することになったら頭が禿げそうです。。。

そんな飼い主の心配をよそに帰宅後にすぐにちゅーるを要求、おかわりする陽キャット猫すず。

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てなことで、むーちゃんは一時退院中。

明日、病院に行った際にすずちゃんの血液型も教えてもらえるそうです。

とはいえ、余命半年を目指すと言われて、ちょうど発症から半年……むーちゃんは頑張っているなぁ。。。

IMG_1361.jpg


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るく太
この記事を書いた人: るく太

アメフトと競馬をこよなく愛す、共働きへっぽこSE。

読書や投資信託、最新テクノロジーからサブカルに至るまで興味のあることには何でもガツガツです。

ラクして楽しい生活づくりのライフハックを日々考えて暮らしています。

南の島出身の夫とサビ猫が家族。

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るく太

るく太

ご報告

むーちゃんは11歳の誕生日を6月下旬に無事に迎え、そのまま7/18に永眠しました。
お空に渡る3日前はとてもご機嫌で、病院から帰宅後はベランダで日向ぼっこしたり、猫草を噛んだりして普通にチョロチョロ動きながら過ごしていました。
この日の病院の診察ではついに「抗がん剤治療としてこれ以上の効果は見込めないので、残念ですが、ここまでにしましょう」という話が出たので、これからは本当の余生だな…と家族でも話していました。どれくらい一緒に居れるか分からないけど、とても元気そうな姿にあと数週間くらいは一緒に生活できるかななんて思ってました。
ただ、いつも通りの姿に人間はすっかり油断した翌々日、急にお漏らしをしてあまり動かなくなりました。
死期が近いと家族でも感じ、話し合った結果「これ以上、無理な延命はやめよう。抗がん治療も含めて、この半年間むーちゃんは頑張ったから、最後はお家で過ごさせてあげよう」と決めました。
動かなくなってから僅か24時間くらいで、本当に苦しそうに息が荒くなってから5分くらいで旅立ったので、あっという間の旅立ちでした。
この1年で一生分くらい泣いてしまった気がしましたが、ずっと通院や投薬のサポートをしていた母も少し落ち着きを取り戻し、家の一番特等席にムーちゃんの写真と骨壺袋を置いて、毎日元気だった頃の写真を見ています。
我が家のすずちゃんもむーちゃんの分まで長生きして欲しいと祈るばかりです。

2022年11月02日 (水) 13:39