折り畳み洗濯機と吸水ショーツ
※※女性のブルーデイのお話を含むので【閲覧注意】です※※
最近では「フェミテック」なんていう言葉で、女性の生理用品を進化を続けています。
私自身、なんとかして楽してブルーデイを迎えられないかと思い、いろいろ試してきました。
変遷はこんな感じです。
①布ナプキン
↓
②月経カップ or 月経フィルム
↓
③吸水ショーツ
この結果、今は「吸水ショーツ」で落ち着いています。
この変遷をみてもかなり紆余曲折があったのがお分かりいただけるかと思います…。
まず、布ナプキン。
これは洗うのが面倒くさい。まぁまぁ、ずれる。出先で困る…という理由でやめました。
一瞬は月経カップでいこうと思って何種類も試してみたのですが…
どうしても異物感が苦手で断念しました。
吸水ショーツめちゃくちゃ素晴らしいです。
布ナプキンのような快適さですが、ずれることもなく、いつもと同じようにショーツを履くだけで済むという簡単さ。
吸水ショーツについては「気持ち悪くないか?」「外出で困らない?」「多い日の夜でも大丈夫?」「洗い物は?」などの質問がよくあります。
気持ち悪くないか…については吸水ショーツの種類にもよるかと思います。
私は多い日昼用は吸水力が優れている「Nagi」の吸水ショーツ(Fullタイプ)を使っていますが、吸水が進むにつれ多少の濡れている感は出ると思います。
スタンダードやスリムとちがい、吸水面を背面まで広げました。 だから、ごろんとうたた寝をしても安心。1枚で約105mL(ティースプーン21杯分)の吸水量があるので…
そのため、在宅時は吸水が進んだ段階で、経血専用のつけ置き洗剤と水を入れた折り畳みバケツにポンと投げ込んで、新しい物に履き替えます。
私の場合、週3~4は在宅勤務なのでこの方法ができるんですよね。
「いやいや…外出ているときは履き替えは無理でしょ」
という声が聞こえてきそうですが、これが2つ目の質問の答えと同じになります(;^ω^)
私は出社や外出時はピーチジョンが発売していた2Way吸水ショーツを使います。
※残念ながら今は販売していないようです…
現在だと「ALDY」と「グンゼ」は羽付きナプキン対応の吸水ショーツを出しているようです。
他にも「羽付きナプキン対応 吸水ショーツ」「ナプキン併用 吸水ショーツ」で検索すると幾つかヒットするようなので、今度買う時は似たようなものを探してみます。
これは所謂、ナプキンの羽を付けるところが用意されているタイプの吸水ショーツです。
つまり、外出時はナプキンを利用します。
外出時は好きな時にお手洗いに行けるとも限らないので、無理しないで併用することで、より快適に過ごせると思っています。
出かけるときにナプキンを付け、外出先から帰るときにお手洗いに寄って、ナプキンを捨てて吸水ショーツのみの状態で帰れば家のサニタリーボックスに使用済みナプキンを入れなくて済みます。
この2Way吸水ショーツはナプキンと併用することが前提に作られているので、出社時などは物凄く便利です!
吸水量は少ないのですが、サラッとした布地で、吸水した後もずっとサラサラが続きます。
正直、この吸水ショーツが一番蒸れないので不快感がないです。
体質によりますが、私の場合は3日以降の経血量が少ないので外出時もこのムーンショーツ1枚で1日過ごせます。
「多い日の夜は?」…という質問ですが、
これも専用の吸水ショーツを設けています。comfitsのcomfits special+というショーツです。
これが、もういっそ「布オムツなのか!!!?」というくらい分厚いです(笑)
そのかわり漏れずに吸水してくれます。
気になるようであれば、これに「シンクロフィット」を併用することで横漏れはほぼ防げると思います。
シンクロフィットはトイレに流せる素材なので、サニタリーボックスを使わずに済みますし、ナプキンとタンポンの中間のような生理用品なので、使い方も股に挟むだけと簡単です。
私はお風呂上りなんかにも、経血が垂れるのが嫌なので、予めシンクロフィットを下着の替えと一緒に用意しておいてサッと使っています。
夜用の吸水ショーツは、布おむつなみに分厚いので、とにかくなかなか乾かないのが難点ですが、安心感が尋常でないです。
朝起きたら、これも経血専用のつけ置き洗剤と水を入れた折り畳みバケツにポンと投げ込んで新しいショーツに履き替えます。
最後に「洗い物は面倒でないか?」の部分です。
布ナプキンもほぼ洗い物でめげていましたから、そういう意味では吸水ショーツも同じです。
ただ、布ナプキンを使っていた時と方法を変えました。
まずは経血専用のつけ置き洗剤と水を入れた折り畳みバケツに入れておく。
経血専用のつけおき洗剤を使えば、この段階でかなり綺麗になります。
夜にまとめてお風呂場や洗面台で、つけ置きしていたショーツを経血が出て来ない程度まで軽く洗います。
もし落ちてないのでは?と不安な場合は、泡タイプの経血用洗剤を併用します。
そしてここから秘密兵器登場。
折り畳み式のミニ洗濯機です。
正直生理用品と普通の洗濯物を一緒に洗うのって気が引けますし、だからといって1枚2枚のショーツを別で洗濯機を回すのはかなり不経済です。
そんな悩みを解決したのがこれ。
サイズは折り畳みバケツとほぼ一緒くらいの小さな洗濯機です。
これに手洗いしたショーツと洗剤を入れて、あとは洗濯機で10分、軽く濯いで絞った後、もう一度水を入れ替えてすすぎをするだけ。
これが手軽に洗濯できますし、水も大量消費しないので経済的。
どろんこ汚れを取るわけでもないので、ショーツの汚れくらいなら十分な洗浄力です。
脱水機能はないのですが、ショーツくらいは普通に絞れば脱水可能なので、あまり気にしていないです。
色々と同じような洗濯機はありますが、私はレコルト製を使っています。
このあたりも一人暮らしで「ある程度手洗いしているから普通の洗濯物と一緒に洗っても気にしない」という人には必要ないかもしれません。
ウチはドラム式洗濯機で普通の洗濯物は乾燥まで行うため、乾燥モード使用不可の吸水ショーツは別で洗う必要がどうしてもあったので、すごく不便でした。
生理期間中は洗濯機と折り畳みバケツを洗面台の近くに出して置き、使っていないときは畳んでおきます。
両方とも折りたためるのでそんなに場所は取りません。
これは布ナプキンを使われている方にもお勧めだと思います。
吸水ショーツを使い始めて本当に便利なのは、サニタリーボックスにごみが入ることがほぼ無いという点です。
実際、この生活になってからサニタリーボックスのごみ捨てをしたことがありません。
来客用に置いてはありますが、自分1人であれば撤去可能だと思います。
履くだけで良い吸水ショーツのおかげで、生理用品の消費はかなり減ったため、在庫スペースを取ることも無くなりました。
自分なりの「フェムテック」をぜひ色々と試して、しっくり来る生活を探してみてください。