積立投信という選択。

最近、後輩の子と話すと、当たり前のように個人投資をしていると聞きました。
「30年後どうはるかとか老後とか年金制度も分かりませんし」
と、とても真っ当なことを言われました(笑)
「お金の価値は変動的である」というは真理だと思います。
30年前と今では同じ10万円の重みは違いますし、デフレ・インフレによって常にお金の価値は流動的です。
だからこそ、自分の資産を全て「預金」にして良いのかなといつも考えてます。
そのため、私はドルコスト平均法による投資信託を昨年から始めました。
金額は月35,000円。
国内外の先進国と一部の振興国の債権と株式をバランス良く投資しています。
ドルコスト平均法は、毎月決まった金額を投資すると、自然と「高い時は少なく」「安い時はたくさん」という理想的な買い方をしてくれるというものです。
きっかけは『お金は銀行に預けるな』(勝間和代著)を読んだことです。
外国では、ドイツ、フランス、イギリスなどのヨーロッパ先進国の預貯金の率は20~30%台、アメリカでは13%しか資産を預金してません。
さて、では日本は?
なんと驚異の52%。
沢山のお金が低い金利で銀行に預けられている状態となっています。
政府としてもあの手この手で個人投資を促したいという結果が、非課税の「NISA」であり「iDeCo」な訳です。
勿論、リスクはあります。投資信託はデイトレーダーと違って短期間にお金を動かす物ではありません。
つまり1日やそこらでお金が儲かるような美味い話でもない訳です。
長い期間の間に世界恐慌やリーマンショックのようなことがあれば、資産は一気に半分くらいまで減る可能性もあるでしょう。
ただし、長期的な目線でみれば「世界は緩やかに発展している」という前提の下、投資した資金は預貯金よりは高い金額でリターンが返ってくるはずなのです。
特定の時期にまとまった金額を投資する「アクティブ投資」はギャンブルですが、毎月積み立て投資するのは、高い時も安い時も買い続けることになり、平均すれば安く買えているということになります。
「最低でも5年は投資信託お金を動かさない」とよく言われるのはそのためです。長期的なリターンを見て、どっしり腰を据えれば一桁前半パーセントくらいの利益は見込めます。
そして、出来るだけネット証券や銀行のネット経由での購入がおススメです。
窓口の人件費のために、払わなくても良い購入手数料を払うのは馬鹿馬鹿しいです。
「ノーロード」という単語で検索してみてください。
貯蓄だけではなく、動かさない資産は長期で積立投信をオススメします。

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