文系出身SEってどうなの?

就活シーズンが続いてますね。リクルートスーツの学生さんをまだまだよく見かけてます。
今日は、文系のSEってどうなの?
という話をしようと思います。
システムエンジニア(SE)という名前を聞くだけでも理系の分野だというのはすぐ分かると思います。
ただ、SEほど文系にも開かれてる理系部門の業種ってないんじゃないかなと個人的には思ってます。
かく言うワタクシ、文学部史学科の出身。
歴史を学ぶ学科。専攻は日本史戦国時代。学生時代は戦国大名の領地形成の制度と農民の一揆を研究してました!(`・ω・´)キリッ
この経歴は当時、文系出身の社員の中でもかなり珍しい文文系の学歴だったので、4~5年くらいずっと文系の学生さんの採用説明会や若手社員と学生さんとの質問会、あとは内定サポートとして入社後に不安を感じてる内定者の面談を担当しておりました。
文系ウェルカムの会社ではあるのですが、文理の割合は文系は全体の18%とのことです。
もちろん、即戦力という意味では圧倒的に専門学校卒の人の方が上なので、会社によっては積極採用してなかったり、文系学生取らないIT企業もまだあるかと思います。
文系学生さん、ご安心ください。
こんな超絶文系エリートとも言える超超文系の史学科のワタクシでも、現役で働いております!!
「文系出身です!大学時代は歴史を勉強して、農民の一揆とか戦国大名とかやってました!」
と、毎回自己紹介すると、かなりの確率で安心してもらえるのがこの学歴の良いところ。
恐らく入社後につまずくとしたら、新人研修だと思います。
ここまでは、やはりプログラミング経験者と全くの素人では全然違いますし、今まで勉強で困ったことない人ほど「全然ダメだ…!」って挫折を覚えるかもしれないです。
でも、ご安心ください。ワタクシ、新人研修で習ったこと何一つ身に付かずに配属されました。
今でも「あれは、毎日決められた時間に出社する訓練の期間とでも思っておけ」と豪語しております。
配属後はですね、みんな文系出身者だって分かってるので、わりと優しかったです。
「こんなものも分からんとは最近の研修は…」みたいに言う人も居ましたけど、ほとんどは「少しずつ覚えていこう!大学は歴史を勉強してた?面白いじゃん!」って感じのウェルカムな現場でした。
逆にちょっとでも理系を齧った方が、「え?習ったことないの?」ってなる可能性もあるので、そこは文系の方が気持ち的には楽でした。
で、毎回話すのですが一番大事なのですね。
出来なくて悔しいと思うこと。諦めずに頑張ること。勉強をやめないこと。
だと個人的に思ってます。どの仕事も共通するようなことですが、これさえ続けられれば文系出身でも全然やっていけるし、望むようなキャリア形成ができると思います。
かくいう私の最初の上司も法学部出身でしたが、どんどん昇格しています。
私自身、「私が頑張ることで、会社ももっと文系出身の後輩を積極採用してくれるかも」と思うことをモチベーションにして頑張れた部分もあります。
そして、今年はついに学部は違いますが、母校の文系出身者の学生さんが入社してくれました!
採用担当者から「ちょっと、るく太を意識して採用した」と話してくれたのも、とても嬉しかったです。ぜひ後に続く後輩のために頑張って欲しい。
意外にも文系出身者の方がドキュメント作りは得意なことも多いですし、昔取った杵柄的な部分が役に立つことも多いです。
文系も理系もそれぞれ良いところがあるので、色々な人が一緒に働けると、お互いの良いところを吸収し合えて良いのではないかと。
最初は周囲の助けを借りながらでも良いので、自分なりにもがいてみる。
少なくとも私の現場は、頑張っている人にはみんな優しいです。
結論、文系出身のSEでもその後の働き方次第では全然大丈夫です!!
自分が採用担当者になるキャリアになってくると色々なことを考えるようになりました。私も年をとりましたね(笑)
これからも、へっぽこSEなりにもがいていこうと思います!

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